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過去の話よりも未来の話

2012-08-15
ある方(以下Aさん)から風土改革に関する相談を持ちかけられました。

Aさんの風土改革にかける期待は、

「社員一人一人が、自分で考えて、自分で判断できるような仕事のし方
に変えていく」

ということでした。

そのためには、情報の共有が何よりも大事だという持論を持っているよ
うでした。

Aさんはある会社の部門のトップを務めている人で、自分自身の経験から
も、物事を考えたり判断するには、それなりの情報が必要だということを
常日頃から意識しているそうです。

「自分が部門長としての仕事ができるのは、それなりの情報を持っている
からなんです。情報が不足しているのに、考えろと言ったり、判断しろと
いうのは無理な話だと思っています。」

この話には、私もいたって同感でした。

そこで、もう少しAさんに尋ねてみることにしました。

「具体的には、どんな情報共有が上手くいっていなくて、どんな困りごとが
あるのですか?」

すると、Aさんは少し考えて、

「会社なんで、新しい取り組みなんかはたくさんあるんですが、いつも決ま
って出来上がってから表に出てくることが多いんです。上手くいっている時
はいいんですが、上手くいかなかった場合なんかは、かなり炎上しているこ
とが多く、その修正は容易ではないんです」

「上手くいかなかったことを後で聞いてみると、早い段階で知っていれば、
修正できたり、手を貸せたことなんかもたくさんあるんです」

「自分で何か新しいことを始めようとしたら、既に他でやっていたというこ
とも良くある話で、組織内で無駄な重複なんかもよくあります」

などなど、たくさん事例を交えて話してくれました。

そこで、さらに突っ込んで聞いてみたくなり、

「普段の会議なんかでは、こんな話は出ないんですか?」

と尋ねてみると、

「普段の会議では、終わったことの報告や目標に対する進捗報告だけしか
話題に上がりません」

ということでした。

こんな会議は確かによくあることのような気がします。

例えば、この会社で一番大事な会議は何ですか?

と、聞いてみると、○○幹部会議という答えが返ってきたりするのですが、
中身を聞いてみると、過去の話のオンパレードだったりします。

大事な会議というのは、大事なことを話し合うのではなくて、偉い人が
集まる会議という意味で使われているのが現実だったりもするようです。

仕事柄、会議をオブザーブすることが多いのですが、そこで観察している
のは、

①会議のアジェンダ

一番最初の議題は何かに注目します。その理由は、現実として一番最初の
議題が、その会社で現実的に最も大事なことを扱うことが多いからです。

だいたい、会議というのは、一番最初の議題に時間を費やして、議題が
進むにつれて時間切れになるということが相場です。

人間の心理として、大事なことを一番最初持っていくことが多いようです。

ただ、残念なのは、ほとんどの会社で一番最初の議題に上がるのは、過去の
話であることが多いようです。

例えば、各部署から前月の結果報告を行う、というのがこれにあたります。

大事なことは、過去よりも未来なんじゃないの・・・と思うのですが。

②議論の目的語が、社内なのか?それともお客様なのか?

笑い話ではありませんが、営業会議なのに、お客様の話が一度も出ない会議
をオブザーブしたことが何度もあります。

売り上、利益、顧客数の増減、客単価というように、社内都合の話のオンパ
レードで、どうしたらもっとお客様に喜んでもらえるのか?という話はどこ
に行ってしまったのだろうかと耳を疑うことがあります。

こういう会議にお客様が参加したらどう感じるでしょうか?

不愉快極まりないですね。

大事なお客様に参加してもらってもいいような会議は、とてもいい会議だと
思っています。

話は、Aさんに戻って、①に関連する未来の情報をもっと共有できるように
したいという話に進展してきました。

Aさんに、未来のことを会議で取り上げるイメージを持てますか?と聞いて
みると、

「よくよく考えると難しいような気がします」

という答えが返ってきてしまいました。

その理由は、Aさんの会社では、曖昧なものを現実として受け入れたり、許容
していくような文化がないということでした。

どうしても、未来のことは不確定な仮説に根差したことなので、曖昧な部分が
存在するわけですが、この部分を突っ込まれたくない、指摘されたくないとい
う心理が先に出てしまうようでした。

「間違ってはいけない、100点じゃないといけない」

という価値観が根強いのだと思います。

そこで、Aさんと以下の点を確認していきました。

・未来の話と過去の話、どちらが大事なのか

・未来の話は曖昧な部分が必ず一定量存在するのが現実

・わからないこと、悩んでいること、手をつけていないことなどの曖昧なことと、
わかっていることなどの事実を分けて話すようにする

・会議で未来のことを話す場合は、報告なのか、共有なのか、意見が欲しいのか、
協力を呼びかけたいのか、など論点をハッキリさせながら話す

・以上のことをメンバーでしっかりと確認したり、自分たちなりのルールをつくる

Aさんとは、意識を変えるということも大事ですが、今ある仕組み(会議など)を
見直すことも大事だよね。

という結論に達しました。

先ずは自分の部署の会議から見直してみて、あたらしい話し合いのし方を取り入れ
てみるということでした。

この後、どうなるのか?

Aさんを見守っていきたいと思います。

がんばれ、Aさん!!!




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