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一体感がある会社③

2012-10-08
昨日の日本経済新聞の春秋に、IMF世界総会の記事がありました。

前回、日本で開催されたのは48年前、この当時は高度成長の時代で、池田勇人首相が
打ちだした、

「所得倍増計画」

という明確なビジョンが国をぐいぐいと引っ張っていた、という内容でした。

経済の先行きが不透明なこの時代ですから、国に明確なビジョンを求める声も依然とし
て強いわけですが、こういうことを国に期待すべきなのか?少し疑問が残ります。

右肩上がりに経済が成長していくことが当たり前の時代であれば、所得倍増計画という
明確なビジョンを掲げ、高揚感を意図して創り出すことは可能です。

でも、十数年も前に右肩上がりは終焉しているわけですから、画一的なビジョンを期待
する方が間違っているような感じもしますし、そろそろ国と人との関係を考え直す必要
があると思っているんです。

経済成長を安易に期待できない、国地方合わせて借金は900兆円以上、プライマリーバ
ランス(基礎的財政収支)は大赤字、という現状において国に何とかしてほしいという
のは非現実的なことです。

「日本の借金時計」

何とかしてほしいという考え方が、どんどん現状を悪化させているようにさえ思えるの
です。

こういう時代は、国が人に何かをしてくれるということを期待するより、

「人が国に何ができるのかを考える時代」

なのではないかと思うのです。

経済学者のケインズの、

「人は、食べるためにために働く必要がなくなったとき、働くことの意味を真剣に考え
なければならない」

この言葉を私たちに大事なことを伝えてくれています。

所得倍増計画という時代は既に過去な話ですから、真剣に働くことの意味を考えなけれ
ばならない時代になっています。

ここまで、国ということを対象に述べてきましたが、これを会社と置き換えても一緒だ
と思っているんです。

さすがに、国のためとか、会社のため、というのは少し前近代的な感じがしますが、
今の自分のためということに留まらず、未来の自分たちや未来の世代のために何を残す
のか?何を貢献できるのか?

このくらい考えられれば、きっと働くことの意味もはっきりしてくるし、日本の社会に
も活力も生まれてくるのではないかと思っています。

ちょっと長くなりましたが、ここまでは前置きでした。

こんな前置きを長々と書きたくなったのは、前々回と前回のブログで紹介させてもらっ
たT精機さんに訪問したことがきっかけでした。

「一体感がある会社」

と題して書かせてもらっていましたが、この一体感がどこから生まれてくるのか?ずっ
と自分なりに考えていました。

前置きで書いたように、

「自分の今の生活を改善することに留まらず、未来の自分たちや世代にに何を残すのか?
 何を貢献するのか?」

T精機さんの一体感は、こういうことを考えるというプロセスを実践したことで醸成され
ているように思えるのです。

「自分たちの未来は、自分たちの力でつくる。それは、自分たちの意思次第」

という気迫が随所で伝わってきたからです。

例えば、公開研修会は自分たちにやらせてほしいと手を挙げた支援職のみなさんがいたか
と思えば、そのことを悔しいと思って来年こそは自分たちの手でやってみせると豪語して
いる若手がいる。

生産準備の右腕企業、というスローガンを意思決定する際に、社長に決めて欲しくないと
言い放ち、割って入った社員がいる。

こういった事実は、

「会社が社員を変えるのではなく、社員が社長と一緒に会社を変える」

こんな考え方や価値観が根付いてきている証拠なのだと思います。

また、このような考え方や価値観も一朝一夕にはつくり出せないのだと思います。

そこには、

「信頼関係」

という組織における最も大事な要素が必要だからです。

これは、いすゞ自動車の元社長だった稲生さんに教わったことですが、

「組織に信頼関係がないと、いい話が自慢話になってしまう・・・」

信頼関係がない組織では、いい話し(好事例など)があっても、

「それは、あの部署だからできたんだ」

「今回はいい話だったけど、普段はけしからんことばかりやっている」

というように、いい話がいい話として組織で共有されることもないし、自分たちも
やってみようという前向きな機運も生まれません。

T精機さんの公開研修会で全社員のオフサイトミーティングに参加してみると、

「いい話をいい話として、関心を持って真剣に聞き合っている」

という感想を持ちました。

これぞ、信頼関係がある証拠だと思いました。

「話を聞く力、関心を持つ力、受容する力」

このあたりがとても強いのだと思います。

だから、私のような外部の人間が突然おじゃましても、とても開放的で仲間として
受け入れてくれるような雰囲気がありました。

3回に渡って、T精機さんのことを書かせていただきましたが、これを読んだ社員の
みなさんからは、

「うちは、まだまだ問題も多いし、こんなに良くないはず・・・」

という意見も出てきそうですが、

「いいところと問題は同居できる」

と思っていますので、お互いの見ているもの双方が事実なのだと思います。

現状不満足は、人が成長していくうえではとても大事なことだと思います。

もっともっと高みを目指して、今年よりも来年、多くの人に喜びと感動を提供して
いってもらいたいと心から願っています。

このような学びをたくさんいただいた、T精機のみなさんの日頃の努力に感謝の気持
ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。



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