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強みを活かすために必要なこと

2012-11-15
ある会社で、

「強みを活かして、未来を創る価値を考える」

というテーマの研修を行いました。

イメージとして、題材に取り上げたのは、

「森下仁丹株式会社」

口中清涼品、仁丹は、100年以上にもわたって、販売され続けているロングセラー
商品ですが、近年のブレスケア商品の台頭などがあって販売は低迷し続けていました。

仁丹への売り上げ依存度が高かったため、会社全体の業績も低迷し続けていました。

ところが、この森下仁丹さん、今では絶好調の会社に蘇りました。

その理由は?

仁丹の新製品で大ヒットを飛ばした!

ということではなく、仁丹を製造する過程で磨かれたある技術によって蘇ったのです。

それは、カプセル技術!

葉っぱの上を転がる水の液滴は、できるだけ小さな球体になろうとしますが、この界面
張力の原理を利用した、

「滴下法」

という独自のカプセル技術が会社の危機を救ったと言っても過言ではないのです。

この滴下法という技術は、真球でしかもシームレスなカプセルを製造できる、世界でも
圧倒的な競争力を持つ技術なのだそうです。

森下仁丹さんのカプセルテクノロジー

森下仁丹さんは仁丹屋さんで長年にわたり成功し続けてきた会社ですから、この技術が
まさか会社を救うほど応用性に優れた技術だということに気づきにくかったのだと思い
ます。

今では、仁丹を売るよりも、このカプセル技術そのものを提供する事業が主力を占める
ほどに成長しているそうです。

世界中の食品会社や医薬品メーカーがこぞってこのカプセル技術を使った新製品開発を
行おうとしています。

困難や不可能と思われていたことがカプセル技術を利用すれば実現できる。

こんな価値を提供しているのだと思います。

例えば、ビフィズス菌は腸に届くことによって効果を発揮する菌ですが、通常は胃酸で
溶けてしまい、無事に腸まで届けることは難しかったそうです。

ビフィズス菌をカプセル技術で包み込み、胃酸で溶けずに高確率で腸まで届けることを
売りにしているヨーグルトは好例ですね。

このカプセル技術を使ったヨーグルト 雪印メグミルク

森下仁丹さんの強みは、

「仁丹」

そのものに着目するより、仁丹を製造する過程で磨かれた、

「カプセル技術」

にあったという好例なのです。

「えっ、仁丹そのものだって立派な強みなんじゃないの?」

という声も聞こえてきそうですが、強みはやっぱり競争力の源泉にならなければ
意味はありませんよね。

そういう意味で、カプセル技術が強みなんですね。

さて、研修の方ですが、最初に強みをリストアップするところからはじまりまし
た。

「自社の一番商品を支えている強みは何ですか?」

すると、

・技術力です!
・加工技術です!
・微細加工技術です!
・トータルソリューションです!
・総合力です!
・組織力です!

などなど、意気込みは伝わってくるんですが、何とも抽象的でまったくイメージ
が湧かない意見がたくさん出てきました。

下手をすると、ほどほどのものがたくさんある会社です・・・、と伝わってしま
いそうな意見にも聞こえてしまいそうです。

これらの意見は決して、間違いではないと思うのですが、この研修の目的が、

「強みを活かして、未来を創る価値を考える」

ですから、間違っていなくても活かせる強みというものにはなっていません。

そこで、いくつか質問することで、強みをより具体化することになりました。

例えば、技術関連の強みに関しては、

・微細加工ってどれほど、微細な加工なんですか?

・この微細加工は、以前出来なかったどういったことが、出来るようになる
 技術なんですか?

・他の会社の微細加工技術よりもどういう点が優れているんですか?

というやり取りを通じて、参加者が共通で持てるようなイメージに変換して
いきました。

「単位面積あたりの○○情報を○○倍にする技術です」

というような感じでイメージを創っていきました。

このように具体的にするメリットは、

・強みを磨いていくターゲットが明確になる

・競争力という視点で、高め続ける目標が持ちやすくなる

・他の技術と組み合わせたり応用して違った商品をつくるイメージが創り
 やすくなる

研修を行ったこの会社は、グループ会社をたくさん抱えている会社なので、強みは
いくつも出されました。

全ての強みを具体的に言語化できたわけではありませんが、研修の後半では、具体的に
言語化できた強みほど新しいアイディアを創出しやすいという結果になりました。

お客様がお金を支払っている対象は商品の価値ということになります。

もう一歩踏み込むと、お客様は商品を選んでいるわけですから、この選ぶ理由が強みに
限りなく近いものになるだと思います。

やはり、強みは競争力の源泉なんですね。


だからこそ、強みは具体的に言語化していく必要があると思っています。




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