スポンサーサイト

--------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック:(-) コメント:(-)
tag :

人間力本位の経営

2012-11-29
全国に数あるヤクルト販売会社として名高い、群馬ヤクルト販売株式会社の
見学に行ってきました。

『群馬ヤクルト販売株式会社のホームページ』

先ごろ行われた、ロンドンオリンピックのレスリング男子グレコローマン60Kgで、
銅メダルを獲得した松本選手が所属している会社としても有名です。

群馬ヤクルトさんは、全国の販売会社でナンバーワンの好業績会社なのですが、
販売会社によくありがちな数字(業績)本位のマネジメントと一線を画している
会社なのです。

では、何をマネジメントしているのかというと、

「モチベーションマネジメント」

が戦略だと、言いきっていました。

代表取締役社長の星野さんの経営観は、

「すべての人が『認められたい』『成功したい』と思い社会参加している。
 企業はその『願い』を実現するための最高の支援者でなくてはならない」

どうでしょう、この考え方、しびれますよね。

人の成功を本気で願っている、まさに人がビジネスで成功する会社ですね。

こういった考え方を軸に、モチベーションをマネジメントしているわけです
から、そんじゃそこらのES論とはわけが違います。

その証拠に驚くべきは、

年間総稼働日数254日にも関わらず、年間研修日数274日という信じられない
ほど極端に従業員教育に力を入れている会社なのです。

これらの研修で一貫して伝えていることが、

「売るな!」

ということなのだそうです。

売り込むのではなく、お客様のために役立つ人柄主義の実践(利他の心)を
最も大事にしているようなのです。

数ある研修の中で最も力を入れている全従業員参加の合同研修会を生で見学さ
せてもらいました。

この合同研修は年に一度の大イベントと言いたいところですが、何と2カ月に
一回の頻度で開催しているというから驚きです。

群馬ヤクルト販売さんには、お客様との接点を担っているヤクルトスタッフ
さん(旧称ヤクルトレディーさん)が700名弱もいるそうなのです。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ほとんどのヤクルトスタッフさん
は販売会社との委託関係を締結している、いわゆる個人事業主という位置づ
けにあります。

売れた実績の分だけ収入が得れるという契約です。

ヤクルトスタッフさんのほとんどが、家庭を持つ主婦の方々です。

日本社会は、家庭を持つ主婦に決してやさしいとは言えない労働環境のため、
比較的拘束時間が短く、自由がききやい中でも収入を得れるということで、
ヤクルトスタッフを志望する人がほとんどなのだそうです。

星野社長の願いは、様々な事情を抱えながら働くヤクルトスタッフさんに、
人前以上の収入を得られるようにすることなのだそうです。

現実、全国のヤクルト販売会社の中でも一人当たりの収入は相当高くなって
いるようで、定着率も高く、サービスレベルも向上するという好循環を生み
出しています。

合同研修会には、当然のことながらヤクルトスタッフさんも全員参加します。

ちなみに、今日は水曜日でしたが、毎週水曜日は研修の日になっていて、
全従業員が午前中までに仕事を終わらせ、午後は学びの機会に充てているよう
なのです。

さて、この合同研修会のプログラムは至ってシンプル。

① 表彰関連
② 社長の話
③ 従業員が主体となった様々な発表

特に、①の表彰には度肝を抜かされました。

ある一定以上の成果(従業員の幸せを販売金額として表現したもの)を出した
社員全員が表彰されることになっています。

オープニングとともに壇上の幕が開いたと思ったら、そこには170名ものヤク
ルトスタッフさんが笑顔満点で並んでいました。

すると、会場からは一斉に祝福の拍手の嵐で大盛り上がり。

170名一人ひとりの名前が読み上げられ、社長から一人ひとりに記念品や花束
が送られます。

たぶん、終わるまで20分以上はかかったと思いますが、その間、拍手が止むこ
とはありませんでした。

私の経験上、ここまで拍手し続けたのははじめてだと思います。

もっと驚いたのは、会場から○○さんという声援もたくさん聞かれたことでした。

全員が表彰されるわけではありませんので、当然のことながら表彰されない人も
たくさんいます。

しかも、女性社会です。

ひがみややっかみがあっても不思議ではないのですが、温かい応援の声がたくさ
んありました。

仲間で応援し合う信頼関係がしっかり出来ている証拠ですね。

星野社長の願いは、全員が壇上に登ることだそうです。

お客様からも会社からも、そして大事な仲間からも認められる。

もしかすると、家庭を持つ主婦は認められるという機会は少ないので、とっても
貴重な社会参加の実感が得れることにつながっているのかもしれません。

こういった好循環を生み出している要因が研修などの従業員教育であることは確か
なのですが、他にも大事なことがあるようでした。

販売の仕組みも経営戦略のモチベーションマネジメントと実に一貫性が取れていま
した。

お客様に何でもかんでもお薦めしない。

お客様にお届けするのは、商品ではなく健康と定めているので、最も健康に貢献で
きる商品(ヤクルト400シリーズ)に特化しているようです。

「ヤクルト400」

このヤクルト400は、スーパーなどの小売店では購入できない、訪問販売専用の商品
です。

この背景には、

「お客様に価値を届けるということは、絞り込むということ、あれもこれもでは価値
 は薄まってしまう」

「選択の積み重ねが人生、その判断基準がとても大事」

というしっかりとした哲学を持っています。

この絞り込みは、お薦めする商品だけではなく、お客様の訪問件数も同様です。

健康志向のお客様にしっかりと時間をかけて健康をお届けする。

無意味な飛び込みや新規開拓を極力減らし、研修などの機会に健康に関する勉強など
をしっかりと行って、それをお客様に還元する。

還元できれば、それはお客様へのお役立ちにつながりポジティブフィードバックを生
み出し、モチベーションはドンドン高まる。その結果として収入も付いてくる。

絵にかいたような好循環ですね。

通常の販売会社では、ヤクルトスタッフさんは歩合給なので、新人さんをすぐに現場
に送り出そうとします。

歩合だと売れても売れなくても会社にとってはメリットだけですから。

しかし、群馬ヤクルト販売さんは、2ヵ月にもわたって新人研修を行います。

正社員よりも長いくらいです。

しかも、キャリアアップ(成長のステップ)もしっかりしていて、ヤクルトスタッフさん
出身の役員さんもいる会社になっています。

人間力こそ最高の優位性。

群馬ヤクルト販売さんは噂以上に、いい会社でした。



人気ブログランキングへ
↑ランキングにぽちっと応援お願いします!


スポンサーサイト
tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://fuudokaikaku.blog.fc2.com/tb.php/307-2b26b310

<< topページへこのページの先頭へ >>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。