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駒ヶ根版 経営者オフサイトミーティング

2013-02-01
今日は、長野県駒ケ根市に出張でした。

午後から待ち合わせをしているスコラ・コンサルトのNさんのお薦めで、
昼食は玉竜さんという中華料理屋さんで駒ヶ根名物のソースかつ丼を
いただくことになりました。

IMG_8080_convert_20130201003413.jpg

このお店、中華料理屋さんなのですが、数あるお店の中で最もソースかつ丼
が美味しいということで評判なのです。

味よりもボリュームに圧倒されてしまいました。

かつの枚数が多すぎて、どんぶりからあふれ出ています。

味の方も、評判通り、美味!何と言ってもカツが肉厚でソースも自分好みの
まろやかな風味でした。

お腹も一杯になったところで、午後からの会場に移動しました。

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「経営の目的を考える」

経営者オフサイトミーティングを駒ヶ根市で活用いただくことになり、サポー
ターというような位置づけで参加させていただきました。

主催者のテクノネット駒ヶ根さんは、市役所や商工会議所がバックアップして
いる事業体です。

参加者は、2代目や3代目の将来の社長候補(後継者)が中心になっています。

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発起人は、スコラ・コンサルトのお客様でもあるT社のA社長です。

開会のあいさつで、この会の目的を熱く語ってもらいました。

「会社も社員も地域も元気になる事業継承」

このために大事なことが、

「経営の目的を考える」

ということをA社長の体験談を交えて参加者と一緒に共有していきました。


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今回は、第一回目ということなので、

「ジブンガタリ」

を中心に進行させてもらいました。

ジブンガタリの論点は、

①今の自分に与えた思い出の出来事は?

②父親から学んだ「これが一番」は?

③経営者になって変わったこと、得られたことは?

④自分自身が大切にしていることは?

経営の目的という本丸に話題を移行するのは、次回以降ということになって
いるのですが、この論点に沿った話を聞くだけでも参加者の方々の経営への
想いがにじみ出てくるような話ばかりでした。

・東日本大震災の復興に関わったことで、社員の話を素直に受け取れるよう
 になった。

・社史をつくる過程で、亡くなった創業者のことを知人に聞いて回り、
 会社のことを誇れるようになった。

・最近の父親の様子を見て、周囲の人がYESマンだらけになってはいけないと
 気づいたこと。

・厳しい修業時代での経験を活かしたいと思い、その上司を真似てマネジメン
 トしたところ受け入れてもらえなかったこと。

・辞めて欲しいと思った人にでも、いい方向に変わってもらえるように努力す
 ることの大切さを学んだこと。

・社員に信頼されるようになってから経営者になりたいと思っていること。

・人を大事にすること、感謝することの大事さを知ったこと。

まだ30代の参加者が多かったのですが、全員が真剣そのもの。

しかも、とても謙虚な方ばかりでした。

きっと生き方そのものが真剣なのだと思います。

私もそうなのですが、バブル期などを含めた高度成長時代を経験していない
世代は、安易な成長を信じていませんし、想像もできません。

だから、自分のことを客観的に見ることが自然に出来ているので、自分一人
が頑張る会社よりも社員も一緒に頑張ってくれる会社という経営スタイルを
自然と思考していくのだと感じました。

こういう思考があるからこそ、社員に認めてもらいたい。

という強い気持ちが芽生えるのですが、

「認められるって、一番になること?」

という疑問が浮かんでしまいました。

一番できる人になる必要があるのか?自分よりもできる人がいたほうが会社は
強くなるのではないか?

要は、何で認められるのか?認められたいか?

ですね。

こういったところに、自分らしさを織り込んでいってほしいですし、経営の
目的と合わせて考えていきたいと思っています。

会の終了後は、有志のみなさまと懇親会を行いました。

駒ヶ根市をどうやって元気にしていくのか?

こんな議論に発展していって、この会の可能性の大きさを強く感じてしまい
ました。

次回はどうなるのか?

今から楽しみでいます。



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疑問から進化はスタートする

2012-12-01
昨夜の終電で名古屋に移動して、今日はI社さんの朝礼から参加
することになりました。

実は、今日の定時後に、

「二代目・定時後ミーティング」

の第一回目が開催されることになっていて、朝礼の中で語られる
I社長の話を議論の材料にしたいと思っていたのです。

I社長の話は、朝からエンジン全開でした。

風土改革の進化系、風土改革の第二幕を完全に示唆するような
内容でした。

これまでの、経営における風土改革の位置づけは、主に社内に向か
ったもの、またはサービスを中心に濃厚に人が介在する場面限定だ
ったが、これからは、風土改革の成果を社外のお客様接点全体に
拡げていく。

ある意味では経営のありかたを大転換するような話でした。

I社さんのビジネス形態は、BtoB、しかもビジネススパンは長ければ
20年という超ロングスパンのビジネスです。

I社長曰く、ここに甘えが生まれていないか?という問題提起。

この期間の長さをどう考えるのか?

もてなす機会がたくさんある→これはチャンスではないか!→自分た
ちのビジネスこそ風土改革が最も活かせるのではないか!!

自分たちらしいファンづくりをしていこうという話です。

お客様を決して差別するという意味ではなりませんが、お客様=ファン
という構図は必ずしも成立しないのが現実だと思っています。

一層:一見レベル(一回買ったことがある)

二層:リピートレベル(繰り返し買っている)

三層:支持レベル(ここからしか買わない)

四層:同志レベル(一緒に成長する、評判を拡げてくれる)

三~四層あたりがファン層ということになるのでしょうか。

ここに達すには、

①機能的価値(必要、欲しい)

②経験価値(利便性、高度化、・・・したい)

③情緒的価値(幸福、人生、変身)

※情緒的価値の話は、またどこかで書きますね。

この3つを併せ持つ必要があるのではないかと思っています。

②の価値の代表例がコンビニエンスストア、もっと近くにできれば繰り返し
購入していた店からでもあっけなく代替してしまいますね。

ちなみに、③の情緒的価値は単体だととても危険で、大きな期待ギャップを
生んでしまう可能性があります。

①~③までを併せて価値として提供するということになるのでしょうが、口
で言うほど生易しいものではありません。

会社にあるものを統合する必要があって、バラバラでは実現は難しいように
感じています。

I社長は、こういった意味合いも含めてだと思いますが、自分たちの仕事を

「作品」

として捉えていこうという新しいキーワードを提示されました。

もしかすると、BtoBでは史上初かも!!!

例えば、素晴らしい温泉旅館なんかは、

「思い出づくり=作品」

という定義なんかを持って、実践し成功しているところがあります。

横道にそれますが、私の感覚的には思い出づくりを本気で実践している旅館
などには固定化された仕事という概念は薄いように感じています。

例えば、調理長も時間があれば布団式もするし、配膳も行う。

思い出づくりは、お客様の心の中に生まれるものですからチャンスは無限に
ありますし、どこで生まれるかを計画することはできません。

だから、色々な人が色々な場面でお客様と接する機会をつくるという多点接点
が効果的なのだと思います。

そうそう、今日の朝礼で、感動的な場面に遭遇することができました。

I社さんの大ベテラン社員Aさんの引退式がありました。

なんとAさんの年齢は87歳、体調を崩される最近まで現役でI社さんの技術力
向上に貢献し続けてきました。

そのAさんの最後の言葉がとってもずっしりと重かったのです。

「これはおかしいなぁという疑問から進化はスタートする」

Aさんは、最後の最後まで疑問を持ち続け、進化し続けてきた人ですから、
進化と年齢にはなんの相関もないのだと思います。

今でも覚えているのですが、去年の4月1日(金)の朝礼にもたまたま参加して
いて、そのとき発明大賞を受賞していたのが同じAさんでした。

疑問は進化の父であり母ですね。

だいぶ、長くなってしまいましたが、二代目・定時後オフサイトには23名以上
(途中から何名か飛び入りで参加していたようでした)
が集いました。

参加者、様々な職場、様々な年齢、様々な役職です。

はじめは、どうなるか少し心配もしましたが、かなり取り越し苦労だったよう
です。

自発的(勝手に)参加してくる人ですから、ある意味においてはオフサイトミ
ーティングの黒帯たちです。
※帯の色は、能力ではなく自発性の段階なのです。

それほど、ネタやテーマを仕込むまでもなく、議論がはじまってしまい、気づ
けばあっという間に20:00近くになっていました。

内容は、今日の朝礼を題材にざっくばらんに感じたことなどを話し合っていき
ました。

こういった気楽にまじめな話し合いをする場ですから、いつもとはちょっと
違った論点なんかが飛び出すので面白いわけです。

「みんなで仕事をするってどういうことなの?」

「責任を分かち合うような仕事なら、ひとりが責任をしっかりと持った仕事の
 のし方のほうがいい成果が出るんじゃないか」

という、みんなで仕事をしようとしているからこそ生じる健全な疑問なんかも
飛び出していました。

場の後半には、参加していた紅二点のうちのIさんに話を振ると、

「みんな20年スパンで考える余裕があるようだけど、女性はいつまでも同じよ
 うな環境の中で仕事が出来る保証がないので、早くいい仕事ができるように
 なりたいと焦っています」

「男性は、愚痴か夢かも区別のつかないような話を延々としているけど、さっ
 さと具体的に行動してほしい」

私にも心当たりがある話だっただけに、かなりドキッとしてしまいました。

男って、夢だけでお腹一杯にしてしまうような自己満足癖がありますからね。

話が面白いので、もう少しだけ聞いてみると、

「うちの会社の男性にはもっとしっかりとしてほしい」

と、厳しいことを受け取りやすいように笑って言う。

達人並みの愛情に満ちた叱咤激励で今日の幕は閉じました。

今日は、ざっくばらんにテーマなし、ファシリテートなしで場をつくりました
が、この調子なら思い切って難しいテーマとか、具体的な難題を取り上げても
本質的な議論から、

「I社さん、らしく、すばらしく、新しい」

作品が生まれてくるような手ごたえをつかめました。

なんといっても、疑問をしっかりと持っていますから。



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暗黙の思考様式を振り返る

2012-11-27
風土改革に取り組み始めて約半年になるある会社の振り返りミーティングに
ピンチヒッターで行ってきました。

ここまでの取り組みをざくっと紹介すると、

・経営層(部長以上)とマネジメント層(課長)の二手に分かれて、現状の
 問題意識を顕在化するオフサイトミーティングを数回重ねる。

・目指す姿、大事にしたい価値観、変革の対象が曖昧という結論に達し、
 ハッキリさせるために経営層とマネジメント層が合同でオフサイトミーティング
 を数回重ねる。

・合同で創り上げたモノを全社員に伝える役目をマネジメント層が主体的に買って
 出て、対話をふんだんに取り入れた方針共有ミーティングを数回に分けて全社員
 に参加してもらい実施した。

今回の振り返りミーティングは、方針共有ミーティングが一巡したのことを受けて
の実施となりました。

風土改革を取り組みはじめたばかりの会社なので、

「良かった点」

を中心に取り上げていきました。

というのも、風土改革初期はとにかく手応えを感じにくく、モチベーションの維持
に苦労するので、不完全さを追究したりするのではなく、あくまでも足し算思考が
大事だと思っているのです。

最も良かったところを整理すると、

「今までは、方針など重要事項の共有は会社がするものだと思っていた。今回は、
 実態がないようなものに期待したり依存するのではなく、自分たちが責任を持っ
 て担いたいと思って、実行できたことが何よりも収穫だった」

今まで、どうして方針が伝わらないのか?共有できないのか?を真剣に考えたこと
がなかったそうです。

当事者が不在だったことが原因だと気づけたことも大きな収穫だったようです。

こうして、振り返りミーティングは順調に滞りなく進んでいったのですが、ある人
から違和感が発せられました。

「本当にこれで満足していいのだろうか?」

この一言で空気がちょっとピリッとしまり、もう少し違和感を聞いてみることにな
りました。

「全ての回の状況を聞いてみて思ったのは、一見上手くいったように思える内容が
 ほとんどだったが、反対意見も不満も出てこなかったのはどうしてだろうか?」

「みんなで会社を良くしようとか、変えていこうというエネルギーに火を付けるこ
 とは出来たんだろうか?」

ぐっと振り返りの質を高める論点でした。

決して、方針共有ミーティングが失敗だったと覆すものではないのですが、今後に
向けての視座をぐっと高めてくれる論点でした。

先ずは、この点をしっかりと確認してから、

「どうして、反対意見や不満が出なかったのか?」

を話し合っていきました。

そこから、見えてきたのが、準備の周到さでした。

この方針共有ミーティングを実施する前に、何度もマネジメント層の人たちが集まっ
て打ち合わせを重ねていたそうなのです。

打ち合わせそのものは、マネジメント層のチームワークを強化したことは確かだった
ようなのですが、打ち合わせそのものの意図に改善すべき点があることが見つかりま
した。

「打ち合わせは何のために行っていたのか?」

「打ち合わせを周到に行うことで何を実現したかったのか?」

こういった問いをはさんでいくと、明確に意識はしていなかった、

「暗黙の思考様式」

が見えてきました。

・失敗したくなかった。

・自分たちが伝えようとしている内容に突っ込まれたくなかった。

・混乱したり、混沌としてしまうことを避けたかった。

こんな思考が暗黙の中で前提になっていたようでした。

「どうしても上司は正しいことを言わなきゃいけないって思うんだよね」

この意見には一同、共感できたようで、しかも少しだけ肩の荷が下りたような
感覚すら持てたようでした。

せっかく、自分たちの暗黙の思考様式が掘り下がってきたので、これはどうい
ったいきさつで形成されてきたのかを振り返っていきました。

どうも話を聞いていると、過去に会社が大混乱に陥った時期があって、その当時
一般社員だったマネジメント層の人たちはとても苦労したそうなのです。

その当時の上司たちは、部門の利益代表のようになって、意見を対立させるもの
の勝った負けたの世界で、どちらかの意見が選択されても後味が悪く、しかも
陰口や悪口が当たり前のような状況だったようです。

そのしわ寄せを担うのは、いつも現場。

こういった状況を打開するための知恵のようなものが、

「上司は正しいことを言い、組織を安定させる」

ということでした。

「そういえば、自分たち(マネジメント層)の打ち合わせ自体も、正しいことを
 言ったり、安定のために混乱や混沌を避けようとする場面があった」

「自分たちももっと本音でぶつからないと」

という超がつくほど前向きな意見なども出され振り返りミーティングは終わりま
した。

振り返る。

事象だけを取り上げて、是非を評価したり、解決策を練る。

これも立派な振り返りの一つなのかもしれませんが、風土改革のプロセスにおけ
る振り返りは、

「思考を取り上げる」

こういった視点があると、見えないと言われている風土に触れている実感がもて
るのではないかと思っています。



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B to B to Cの構図で考える

2012-11-17
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ついに発売されました!

「スコラ・コンサルトのOさん著作のスコラ式変革入門」

と、言いたいところですが、店頭に並ぶのは11月23日なので、もう少し先になり
ますが、見本が届きました。

完成してみると、思ったよりも軽めのイメージなので、幅広い人たちに気楽に手に
とってもらえるのではないかと、期待しているんです。

自分の力で会社を変えていくための着眼点がわかりやすく整理されているので、
変革の羅針盤のような役割としてもお薦めなんです。

話は変わって、今日は東京ビックサイトで開催されている、

「Japan Home & Building Show 2012」

に行ってきました。

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このイベントにK社さんが出店しているとあっては観に行かないわけには行きま
せん。

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写真の下の方で作業をしているのが、今回のPJリーダーのTさんです。

数ヶ月前から、メンバーを引っ張り、そして周りを巻き込みながら、今回の展示会
のためにとても努力してきました。

その甲斐もあってか、展示ブースでの表情は一皮剥けたような感じで、人回りも二回
りも立派に見えました。

展示ブースでとくに見てもらいたかったのは、K社さんの一番商品、

「無垢材を使った柾目の造作材」

です。

特に主力のカナダ栂を使った造作材は、グレードを練り直し、お客様に評価を問う大事
な出店となりました。

私も、K社さんとのお付き合いの中で培ってきた知識を使って、ブース内でのお客様対応
を経験させてもらいました。

どうしても、直接お客様の声を聞きたかったのです。

ここで、気づいたことは後半に回して、手が空いたときは、住宅関連業界のトレンドを
見ておきたかったので、他のブースも積極的に回らせてもらいました。

正直な感想としては、

「新しさが感じられない、製品の説明ばかりで価値が伝わってこない」

衣・食・住という人間の営みにとって欠かせない要素の中で、住に当たる住宅関連業界は
イノベーションが起きていない、もう少し乱暴に言ってしまうと、供給者都合の展示が
多い印象を持ってしまいました。

全てがそうだということではありませんが、

「住む人の生活がどう変革されるのか?」

こういった点はほとんど感じられませんでした。

ただ、一社だけ、ものすごくインパクトがある会社がありました。

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株式会社メガスタッフさん。

左官職人の会社なのだそうです。

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若い人たちの会社だけあって、ブース自体にも勢いがあります。

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限られた時間の中で自分の仕事の夢をプレゼンする、リフォーム甲子園で優勝した
熱い会社なのだそうです。

写真が小さいので、わかりにくいですが、社員の顔と強みがポスターになっています。

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しかも、製品や技術を魅せるのではなく、人そのものを魅せようとしている点も
あきらかに他のブースとは異色でした。

研修所を持っているとか、ミーティングを実施しているとか、人材育成に力を入れて
いるところなどもアピールしていました。

左官屋さんですから施主さんと職人さんとの接点は避けようがありません。

施主さんにとっては、技術も大事ですが、職人さんの人柄なんかもとっても気になる
ことですから着眼点としてはど真ん中なのだと思います。

さて、話はK社さんのブースに戻ります。

数名のお客様から直接話を伺う機会をつくることができました。

そこで、どうしても聞きたかったのは、

「お客様にとって無垢の造作材は使いやすいものなのかどうか?」

という点でした。

ほとんどのお客様は、

「使いたい」

という意見なのですが、どうも聞いていると、願望に近いような表現なのです。

それもそのはず、今回の展示会に参加しているお客様というのは、工務店さんや設計者
など施工関連の方がほとんどだからです。

作り手としては、本物の木材をふんだんに活用して、いい住宅を作りたいというのは、
本音なのだと思います。

ただ、住宅を購入するのは、消費者である施主さんなのです。

お客様から話を深く聞いていくと、施工側と施主側でまだまだ埋まりきらない溝がある
ようなのです。

住宅は一生に一度あるかないかの大きな買い物です。

施主さんのほとんどが単身の方ではなく、家族を持っている人が多いわけですが、住宅
購入の主導権を持っているのは、男性(お父さん)ではなく女性(お母さん)のような
のです。

男性は、住宅に夢を求める。

女性は、住宅に実利を求める。

こんな構図が、主導権に大きく影響しているようです。

男性は、仕事で家を空けることが多いので、女性の方が圧倒的に家に居る時間が長い
のです。

しかも、家の維持や管理を現実的に行っているのも女性です。

どうしても、無垢材を使って造作材は維持管理が面倒だという印象を持たせてしまう
ようなのです。

「無垢財は確かに素敵だけど、汚れたらどうするのよ!掃除するのは私でしょ!」

というのが現実ですね。

K社さんの直接的なお客様は、工務店さんなどなので、ビジネス形態としては、基本的
にはB to Bです。

ただ、B to Bという形態で市場を見てしまうと、上記のような現実的な意思決定者と
価値観に大きなズレが生じる可能性があります。

B to Bでも、その先にあるCをしっかりと見据えた商品づくりが必要なんですね。

例えば、「掃除がしやすい無垢の造作材」という観点で商品をつくって、お客様である
施工者に供給する。

「B to B to C」

お客様の視点で考えることの重要性は、どこでも語られていますが、お客様の先にある
お客様までをも視野に入れていることは少ないようです。

材料を供給するのか?

商品を供給するのか?

この違いは、どこまで観て考えてモノづくりを行うかにかかっているのだと思います。

こんなことができれば、住宅業界ももっと活性化していくのかもしれません。




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いい機械って何だろう?

2012-11-02
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JIMTOF2012 第26回 日本国際工作機械見本市に行ってきました。

なぜ、工作機械を見に?

このきっかけをつくってくれたのが、I社のK常務でした。

だいぶ前になりますが、

「うちのメンバーがたくさん行くから、一緒にどう?」

というメールが突然やってきて、是非是非と二つ返事で参加させてもらうことに
しました。

会場のビックサイトに到着すると、I社さんの組立GのTさんの案内のもと、お薦
めのブースを一通り見学させてもらいました。

そもそも、私なんかは工作機械の知識は皆無なので、機械の見方そのものを教え
てもらわなければなりませんでした。

素人ですから、あまりにも専門的すぎるとついていけないのですが、そこは、
だんこらプロジェクトで半年以上も議論をともにしたTさんだけあって、私が喜び
そうなツボを考えてくれました。

「デザイン性」

「メンテナンス性」

「革新性」

この3つに絞って、見方を教えてくれました。

特に、デザイン性は、「産業機械=地味」という私が持っていた印象を見事に覆っ
てしまいました。

特にヨーロッパ製の機械は、カッコいいですね。

子供のころに夢見ていた宇宙船かのようなデザインで、見ているだけでワクワクし
てしまいます。

日本のメーカーでは、圧倒的にMazakさんがカッコよかったですね。

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それもそのはず、フェラーリのデザイナーを起用しているそうなんです。

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F1のエンジン、しかもシューマッハのサイン入りなんかも合わせて展示して
ありました。

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極めつけは、F1カーそのものまで展示している力の入れようです。

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産業機械にどうしてカッコよさが必要なのか?という疑問もありますが、こういう
機械を操作できることは、仕事の楽しみややりがいにもつながるのかもしれません。

しかも、子供にも自慢できるかもしれませんね、

「お父さんは、こんなにもカッコいい機械を使って仕事をしてるんだぞ!」

なんて・・・。

一通り、見て歩くだけでもとっても重労働・・・、というのも会場が広すぎるんです。

ビックサイトを丸ごと使っているイベントははじめてでした。

閉館になり、次にやることと言えば、やっぱり、泡オフ!!!

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生ビールをピッチャーで10杯以上は飲みました。

実は、この泡オフ会場、ビックサイトの近くにある私一押しのお店なんです。

レストランメヒコ有明店、学生時代にこのお店の仙台店でアルバイトをしていたんです。

思い出のお店、シーフードレストランメヒコ

ここのお店の一押しは、

日本一のカニコロッケ、

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そして、ズワイガニがたくさん乗ったカニピラフです。

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食べ物話題に行ってしまいましたが、本題は泡オフの中身です。

ズワイガニの実のようにぎっしりと旨味が詰まったものでした。

機械の据え付け期間を半分に短縮するにはどうしたらいい?

熱をゼロにするにはどうしたらいい?

という難解なテーマにどんどんアイディアが出てくるんです。

私も熱くなって、おもいっきり議論に混ざり合ってしまうほどでした。

実は、今回の泡オフメンバー、Tさんを除くと、ほとんどの人と話すのははじめて
だったのです。

が・・・、どういうわけか、最初から気楽にまじめに熱く話せてしまうのは、I社
さんの凄いところなんでしょうね。

「みんきゅうのフードバトルの各班の話し合いのような形だったら、難解なテーマ
に関して、すごいアイディアが出るんじゃないか?」

なんていう、プロセスデザイナーかのような意見も出たりして、みんきゅうでの学び
や体験が活きてるんだなぁ、と感心してしまう場面もありました。

そして、もっとも盛り上がったのは、工作機械の振り返りをしながら、

「ISOWAにとってのいい機械って何だろう?」

という部分でした。

話は、どんどん膨らんでいって、ホンダのスパーカブは、なぜ、いいバイクなのか?
とか、車で例えたら、いい機械ってどんなイメージだろう?とか。

アルト、カローラ、クラウン、レクサス、ゴルフ、ベンツ、ボルボ、フェラーリ・・・。

そもそも、ベンツのブランドって何が本質なんですか?

などという、鋭い質問投げかけられたり・・・、しどろもどろになってしまう場面も
ありました。

容易に答えが出る話ではないのですが、こういったことを考えることはとても楽しく
次回はI社さんでもこんな話をしていこうと、かたく誓い合いました。

「高橋さん、工場の話し合いにも参加してくださいね!」

と言われて、とっても嬉しくなった半面、そういえば、あんまり出たことがないことを
再認識してしまい、ちょっと反省してしまいました。




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